植樹して10年目を迎えた頃には梅の実を4トン収穫できました。和歌山「南高梅」の本場から、梅樹の研究者と梅の加工製造販売の専門家2人に参加して頂き、80㎏を梅干に、85㎏を梅酒に加工するご指導を現地農民にして頂きました。梅酒3,000リットル(氷砂糖漬け) と 梅酒1,000リットル(氷砂糖・椰子黒糖漬け) 梅干300キログラム(暑い所を考慮して本来の梅漬け塩分を%にしました。)が加工されました。
(注)2015年現在、梅林はミャンマーの方の個人の所有になっていますので、ご訪問されても見学できるとは限りません。ご注意くださいませ。
【初代理事長の名前を頂き「作藏梅干」と「作藏梅酒」を試験販売】
2008年2月に梅干しと梅酒の試食・試飲を関係者にお願いし、味の確認をしました。梅干漬けは、現地の岩塩を使用し、塩の割合を梅の重量の20%で塩漬けし、30日以上漬け込み後、晴天で1~2日干して梅干にしました。梅酒は3種類に加工しました。
●一般的な氷砂糖を使用した梅酒
●砂糖きびを使用した梅酒
●シュロウ椰子の樹液で作った黒砂糖を使用した梅酒
いづれも持ち味が出た仕上がりになりました。中でも評判の良かった梅酒は、3つ目の「シュロウ椰子の樹液で作った黒砂糖を使用した梅酒」でした。梅酒の製造は大成功です。
試験販売をするためには、ブランド化が必要になりました。これまでの故中尾作藏氏の農業支援の熱意を考慮し、名前を頂き、ブランドとして「作藏梅干」「作藏梅酒」と命名しました。将来ミャンマ-産ブランド商品に育て、農業支援の成功の模範としたい思いの大きいブランドです。
(注)2015年現在、梅林はミャンマーの方の個人の所有になっていますので、ご訪問されても見学できるとは限りません。ご注意くださいませ。
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私たちの農業支援の拠点となっているピンウ-ルィン郊外にある梅農園に、常夏の環境下で梅の育成には、試行錯誤が続きましたが水管理が一番重要なことが分かり、2006年に小川の幅が約3mの広さになっている所に、コンクリ-ト製の堰(せき)を作りました。
簡易水力自家発電・ポンプでの取水・農作物の洗浄・洗濯など多目的に使用できる堰止めです。小川にしたら随分立派な堰です。将来拡大する梅農園を楽しみに半永久的に使用できるものです。 11月でも昼間は30℃近くあり、堰(せき)で貯められた水溜りで泳ぐ梅農家の近所の子どもたちです。素っ裸で気持ちが良さそうでした。
(注)2015年現在、梅林はミャンマーの方の個人の所有になっていますので、ご訪問されても見学できるとは限りません。ご注意くださいませ。
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梅農園の作業のほか、副収入が得られるように小豆、とら豆、黒豆などを持って行き、植えてもらいました。翌年、農園を訪問すると、蒔いた豆類の収穫ができたとの報告があり、早速見せてもらいました。婦人の前の袋に小豆と、とら豆が袋に入れられていました。(写真) この他に黒豆も収穫されていました。
当会の女性理事河東さんが農園を訪れるときに、缶入りの茹で小豆、砂糖、餅を持って行き、農園で「ぜんざい」を作って、農民に振舞ったところ、農民の皆さんは珍しそうに食べながら「美味しい」と言っていました。ミャンマー人は甘いものが好きなので、日本の食文化「ぜんざい」が普及すればと思います。
(注)2015年現在、梅林はミャンマーの方の個人の所有になっていますので、ご訪問されても見学できるとは限りません。ご注意くださいませ。
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