【設立年】

 2002年(平成14年)5月18日

【NPO法人認証】

 2005年(平成17年)1月21日

【認定NPO交付

 2016年(平成28年)2月24日

 認定情報:内閣府ホームページ  神戸市ホームページ

 寄付金の一部は確定申告で還付されます。

【会員数(2016年3月30日現在】

 101名(正会員78名、賛助会員19名、特別会員4名)

これまでの主な活動

(1) 兵庫県小野市浄谷町にある共進牧場の創業者 故中尾作藏氏は、19万人が戦病餓死したといわれるインパール作戦に参加し、その後捕虜の期間も含めて5年間ミャンマーに滞在しました。生き残った仲間ともどもミャンマーの人々に大変お世話になり、そのおかげで無事復員することができました。

(2) その後しばらくして生活が落ち着いた中尾氏は、慰霊の旅をして、練乳工場を作ったり、平和寺院を建設したり、共進牧場にミャンマー人の研修生を受け入れたり、日本人墓地に寄贈 したり、日本語学校の支援をしました。2001年12月、中尾氏の活動を知り興味を持った友人たちが中尾氏と共にミャンマーを訪れました。その時に梅の植林を始めました。

(3) 団塊の世代が定年後ホームステイしたり、技術指導したりする際の交流の拠点とするための交流会館をミャンマーに建設しました。

(4) 2002年に神戸ミャンマー皆好会を発足し、2005年に同会は、NPO法人を認証取得しました。 

(5) 国際交流活動や、ミャンマーから持ち帰ったコーヒーの売り上げ、そして会員の支援などのお金 合計50万円を東日本大震災の義捐金として寄付しました。その後も毎年5万円ほど寄付をしています。 

(6) 看護師育英シップとしまして、国立ヤンゴン看護大学を卒業するまでの4年間、皆好会は奨学資金を授与しています。 

(7) 神戸のシルバーカレッジのメンバーが打った点字の本を毎年ヤンゴンとピンウールィンの盲学校に持っていっています 。 

(8) 神戸大学を卒業した文学博士ティン・ エイエイコ氏ミャンマーランゲージセンター(日本語学校)を設立しました。かつてこの学校で学び、日本大使館の日本語能力試験1級、2級の所持者が、この学校の教師をしています。2005年には、日本大使館主催の日本語スピーチコンテストの上位3位はこの学校で学んだ生徒が受賞しました。 

(9) ティン・エイエイコ氏は、日本の子供向け科学雑誌や日本語会話の本をミャンマー語に翻訳し発刊 しました。また日本の児童文学『ビルマの首飾り』も翻訳し発行されました。大使館が毎年催す日本語能力試験のアドバイザーも務めています。また、神戸ミャンマー皆好会の現地所長でもあります。 

(10) 熊本大学に1年間留学した方が、小学校、中学校あわせて生徒1,600人のマンモス校の校長先生になっています。 ここで、故中尾作藏氏の孫である現理事長の中尾嘉延氏がタブレット・パソコンを持ち込んで、ゲームを子どもたちに見せると興味津々でした。

ひとクラスが約50人くらいでして、昭和30年から40年ごろの日本の学校とおなじくらいです。そこに置いてある3人が座れる長机は明石西ロータリークラブの寄贈品です。 

(11) マンダレーの東約70キロほどの高原にあるピンウーリィンでの農業支援を始めました。2001年に梅を植えて、2006年に少し収穫がありました。2007年には、165キロ収穫できました。そこで、和歌山県の梅干し専門業者と南高梅の専門家に同行をお願いして、梅干しと梅酒を試作しました。真夏は気温が37から38度くらいになりますので、梅が焼けるのを防ぐため剪定はしていません。そのため梅林は森のようになっています。梅の栽培に必須となる水を上げるポンプは、明石西ロータリークラブに寄贈いただいたものです。 

(注)2015年現在、梅林はミャンマーの方の個人の所有になっていますので、ご訪問されても見学できるとは限りません。ご注意くださいませ。

(12) 梅林の地続きにオレンジファームを作る計画が持ち上がり、清見オレンジや普通オレンジを持って行って植樹を指導しました。 

(注)2015年現在、梅林はミャンマーの方の個人の所有になっていますので、ご訪問されても見学できるとは限りません。ご注意くださいませ。

(13) 2008年には梅干しを174キロ、梅酒を220キロ漬けました。発案者の故中尾作藏氏の名前を付けてました。以前芥子を栽培していたタイとラオスの国境付近は、現在、JICA(独立行政法人 国際協力機構 Japan International Cooperation Agency)の指導で蕎麦を栽培しています。その蕎麦で作った蕎麦焼酎で梅酒をつけているので、アルコール度数は40度近くになります。 

(注)2015年現在、梅林はミャンマーの方の個人の所有になっていますので、ご訪問されても見学できるとは限りません。ご注意くださいませ。

(14) 2007年頃から植えたマングローブは、50エーカー(甲子園の約5.2倍の面積)に7万5千本です。現在は、大阪中部ライオンズクラブが中心に大阪府や和歌山県の48のライオンズクラブに支援いただき、26,660本を20エーカーに植えました。森林資源開発環境保全協会のウォン会長と一緒に環境保全事業をしています。今後も地球環境を保全する事業を続けてまいります。 

(15) 植樹の費用対効果は日本に比べて抜群に高いです。マングローブは、杉の7倍の二酸化炭素を吸収します。海岸近くに植えると津波を弱めることにもなります。 

(16) 「世界に100万本植林をしよう!」と国際ライオンズクラブが提唱しました。神戸ミャンマー皆好会は過去5年間で、すでにその1割の10万本以上を植林したことになります。 

(17) ミャンマーは、2008年に非常に大きなサイクロン被害を受けました。その直後に当会はミャンマーに薬品等を届けました。日本国内はもとより、他国に先駆け最も早い支援でした。水やお米を配給する際に、ミャンマーの人々はきちんと並んで待ってくれました。よくある、他の国のように奪い合いになるようなことは決してありません。現地でお坊様にお願いして災害で亡くなった方たちの慰霊祭も行いました。 

(18) 小学校が崩壊してしまったので、日本大使館の指導のもと、鉄筋の土台の上に堅固な建物を建てなおしました。これは村一番の立派な建物になりました。現在、この小学校を訪問すると、生徒たちが並んで出迎えてくれます。日本に留学しているミャンマー人の学生に翻訳してもらった日本の図書も寄贈しています。 

(19) もともと僧院学校でしたが、サイクロン災害で孤児になった子どもを受け入れてもらうため、義援金350万円を寄付していただき学校を作りました。学校の2階は寄宿舎になっています。訪問した時に子どもたちが大声で掛け算の暗証をしていました。仏間の一角に、古中尾作藏氏の位牌を祀ってもらい、日々供養してもらっています。 

(20) 2011年4月1日から2週間、小野市ふれあい交流館エクラのサロンでミャンマーでの活動を含むミャンマーの子どもたちや主婦、風景の写真を展示しました。ギャラリー芦屋でミャンマー人の画家が書いた虎の絵の展示販売も支援しました。この売り上げは東日本大震災への義援金となりました。 

(21) ヒマラヤに近いカチン州のトラ保護区の実情調査について報告しました。 

(22) 当会は毎年3月中旬に神戸ハーバーランド国際交流フェアに出展しています。各国の支援ボランティアが集合し、支援している国の物品紹介やその物品を販売して各国への支援金の足しにしています。 

【おわりに】

 今後も変わらず、今まで以上の活動を展開してまいります。ご支援よろしくお願いいたします。