【マングロ-ブの植林】

 例えば、35本のマングローブを植林しますと、30年間で約10.7トンのCO2を吸収するといわれています。

1年間に換算しますと、0.36トンです。
一方、日本人の一人当たりの年間排出量は、約9.8トンといわれています。

一人の一年間のCO2排出量をまかなうためには、約953本のマングローブの植林が必要ということになります。

マングローブの苗が1本約50円としますと、

953本 × 50 = 47,650円

が必要になります。

 かなり高い費用になると思われますが、しかし、これを一年で賄わなくても大丈夫です。

毎年4,765円で10年間ご寄付していただくと、それ以降はマングローブが生育している限り、ご自分のCO2は賄えることになります。

こんな素敵な環境保護のためのカーボンオフセットはありません。

※1本の費用には、現地でのミャンマーの方の作業費用は含まれておりません。

 

 ちなみに、神戸ミャンマー皆好会ではこれまで、約10万本を植樹しています。

年間、約105人分のCO2排出量に相当します。まだまだ、これからの活動と思っています。

【イラワジ河デルタ地帯でのマングローブ植林活動
 今、手にしているのは、マングローブの種子です。これはオヒルギの種子です。ヒルギはタコ足のような根を持つマングローブです。マングローブは杉の木と比べて7倍以上の二酸化炭素(CO2)を吸収する力を持っています。今回は、大阪中部ライオンズクラブのご支援で,ここアレイワ村に2千本のマングローブを記念植樹します。大きく育つように願いを込めて植えました。

 

【ウ・オン氏 矢田立郎神戸市長を表敬訪問

 FREDA(森林資源環境保全協会)のウ・オン氏は政府林業省を退職後にNGOを組織されて、イラワジ河デルタ地帯でのマングローブ植林と地域住民の生活向上に努力されています。ウ・オン氏と当会は、マングローブ植林等のカウンターパートナーとして協働して活動をすすめています。

 ウ・オン氏は2005年に開催された愛知万博で「地球の環境を守る世界の100人」の1人として万博に招かれ地球環境保全の講演をされました。続いて第9回環境水俣賞を受賞され、2007年5月25日に水俣市を訪問されるために来日されました。
 この機会に同年5月30日に神戸に立ち寄って頂き、矢田立郎神戸市長を表敬訪問されました。席上、環境保全についてウ・オン氏は「100年をかけて六甲山の緑化を実現させた、環境先進国の神戸に学びたい、現在のミャンマーにとって必要な環境保全技術の指導をお願いしたい」と話され、市長から「環境問題の取り組みは難しいが、最小の経費で最大の効果を上げるために努力している」などの暖かい応答をいただきました。

【ミャンマーでFREDAがマングローブについて講演
 ミャンマーにおいて、ウ・オン氏がマングローブについて講演されました。ミャンマー連邦は森林の4%がマングローブ林です。自生地域はラカイン海岸、イラワジ川デルタ、モン州、タニンタリ管区とヤンゴン管区のメラム(北オッカラパ区)、チョッタン区等です。ミャンマーのマングローブの種類は100ぐらいで、一番多く見られるのはダニ、タメー、ケッバラ、ビュー等です。

 ミャンマーの林業省もマングローブについていろいろと行動をしています。その成果を発表するため、2006年6月12日にヤンゴンのスーレー シャングリラ ホテル(旧トレ-ダ-ス ホテル)で上記の講演会が行われました。テーマは「ミャンマーのマングローブに関する沿岸資源管理」(Coastal Resource Management with Special Reference to Mangrove of Myanmar)です。

発表者はFREDA の ウ・オン氏でした。

 2009年12月から開催された、第15回気候変動枠組条約締約国会議(cop15)は、各国の主張に隔たりがあり、交渉は難航しました。地球の温暖化防止のため一人ひとりが心がけていく必要があります。

 地球温暖化が進んでいます。マングローブ植林を、ミャンマーのNGO団体であるFREDA(森林資源環境保全協会  Forest Resource Environmental Development Association)の協力を得て活動しています。

2006年4月に初めてマングローブ植林ツアーを組み、10人が参加してイラワジ管区オッポ村の土地1ヘクタールに1,500本植林しました。

 2008年2月に大阪中部ライオンズクラブの45周年記念行事を受託しました。ヤンゴン管区イラワジ川河口にFREDAと2年計画の協働でマングローブの植林を50エーカー(甲子園球場の5.2倍)に7万5千本分契約しました。あいにく、サイクロン被災で植林は順延しましたが、2010年3月にイラワジ川河口ピョムウェー島に植林が完成しました。2012年2月に大阪中部ライオンズクラブの50周年記念行事で、大阪府ライオンズクラブと協働でイラワジ河河口オッポ村に26,600本の植林が完成しました。

 

詳しくはブログ「ミャンマー好きなヒト集合」をご覧ください。