【看護大学訪問】
当会は定款第3条保健・医療・福祉を支援に基づいた事業として2011年12年とヤンゴン看護大学を訪問しました。
そして、看護育英資金25万円を寄贈、これによって5人の学生たちに育英奨学金を贈ることができました。
大学卒業後地域での活躍が期待されます。
当会は日本政府が1986年に建設した現ヤンゴン看護大学の貧しい家庭の学生に今後も奨学金を寄贈して行きます。
1学年の定数150人の学生が1教室で学んでいます。
【看護大学副学長のあいさつ】
「大学は1986年に日本政府に建設寄贈され、現在に至っていることに感謝します。
大学は優秀な人材を入学させて、看護教育をしていますが、貧しい家庭の子女に対する育英制度まで行き届かないのが現状です。
昨年から、神戸ミャンマー皆好会と大阪中部ライオンズクラブが育英資金制度を確立して頂きました。
この制度で、父親を交通事故で亡くした学生、サイクロンで生活基盤を失った学生たちが学業へ大きな励みになっています。
この制度を継続していただいたことを嬉しく思っています。立派な看護師が生まれるよう大学として頑張ってまいります。」
【国立ヤンゴン看護大学に育英資金贈呈】
国立ヤンゴン看護大学へ2011年から看護師育英資金の贈呈を始めました。
この制度は当初当会会員が個人的に看護師奨学金を寄贈していましたが、2003年から当会の活動として取り込みを始めました。そして2005年にNPO法人認証に伴って、定款の事業として福祉・医療・保健の支援活動に取り組んでいます。
2011年大阪中部ライオンズクラブのミャンマー友愛会から、年20万円の看護師育英資金の寄贈の申し出を頂き、当会の予算5万円と併せて5名分の奨学資金をヤンゴン国立看護大学へ贈呈しました。
【ヤンゴン子供病院を見学】
ヤンゴン子供病院が病棟を増築された機会に、大阪中部ライオンズクラブが病室用ロッカー30台を寄贈されました。3月寄贈式に参加する機会を得ました。
病室を見学していると、女性から「日本の方ですか」と声が掛かりました。突然のことで驚きました。
「私はキンと言います、大阪の大学で日本語を勉強しました。」
とっさに「白鳳女子短期大学ですか」聞くと、彼女は「そうです」と答えました。
「では、いま白鳳女子短大に留学中の○○さんをご存知ですか」とお聞きしますと、「はい、私の友達です」と答えました。
まさに奇遇です。
話は続き、ベッドに寝ている子どものほうを向いて、「私の子どもです。私が風邪を引いて風邪薬を飲んだので、早産してしまいました。」本当に小さな赤ちゃんが痛々しく点滴を受けていました。
ミャンマーは収入に比べ医療費がまだまだ高いです。
【ボランテアスタッフを紹介する吉岡先生】
当会の総会に来ていただき、活動のお話をしていただいたこともある、特定非営利法人ジャパンハートの吉岡先生です。
ミャンマーで先生の小児医療の活動は、NHKをはじめとしたテレビで放映され視聴者に感動を与えています。
吉岡先生は多くの兵士が亡くなられたビルマ戦線の激戦地サガインを拠点としてワチェット病院で活躍されています。
先生は2005年からブログを発信しています。そのブログから引用させていただきます。
「途上国の子どもの医療についてのブログをスタートします。
1995年以来、もうどれくらいの子供たちをはじめ多くのミャンマーに生きる人たちの治療に関わってきたでしょうか。これから今も続く日々、まさに私にとっては戦いのような日々を綴っていきたいと思います。
多くの人々が農業を生計としており、その日々の生活収入は20円から40円です。盲腸の手術代が10,000円以上という保険という後ろ盾がない世界のなかで、日本人の医師や看護師たちに一体、何が出来るのか、或いはごく普通の日本人が出来る事はなんなのか?ということをともに考えて生きたいと思います。」
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